児童労働のない製品の関税をゼロに?

児童労働のない製品の関税をゼロに

 

本日のテーマ
「児童労働のない製品の関税をゼロ」構想を知る。

 

興味深い記事が上がっていました。

 

 

概要

児童労働をしない方が企業が得をする仕組みへ

  • 「児童労働がない地域(CLFZ)で生産された製品は関税がかからない」ルールを策定し、児童労働を用いない方が企業がより利益を得る仕組みを構築することで、全世界のビジネスを巻き込んで児童労働撤廃への動きを大きく加速させる、とするもの。

 

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出典:World Tariff, UN Comtrade

・MFN%(MFN税率):WTO加盟国からの輸入の際に一般的に適用される税率

・ml $:2018年の各国の当該製品輸入額(million USドル)

 

 

背景

世界の子どもの10人に1人が児童労働

  • ILOの2016年の調査によると、児童労働者数は世界で1億5,200万人、世界の子どもの約10人に1人が児童労働に従事。
  • 地域別では、アフリカが世界の児童労働の48%を占め、次いでアジア太平洋が41%と多い状況。
  • 2020年のシカゴ大学 NORCの調査草案によると、ガーナとコートジボワールでカカオ分野の危険児童労働に従事する子どもの割合は、2008年から10年間で30%から41%に増加。

 

持続可能な開発目標: Sustainable Development Goals

  • 国連のSDGsでは、 2025年までにあらゆる形態の児童労働を撤廃することが掲げられている。
 
 
参考資料

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