EUの新輸入システム【ICS2】2023年3月1日から

EUの新輸入システム【ICS2】について ICS2とは EUの税関到着前セキュリティ・安全プログラム「輸入管理システム」 EU域内*に輸入される貨物に対する、事前貨物情報およびリスク管理プラットフォーム(*EU加盟国、北アイルランド、ノルウェー、スイス) セキ…

最後の記事。

通関に関する記事の毎日更新をはじめてから 凡そ1年が経ちました。 ので、これをもって一度更新は終了します。 明日からは完全な趣味に移行しますので、 興味のある方は是非そちらにも足を運んでみてくださいませ。 ↓ kxxsj.blog.fc2.com もちろん、通関関連…

ポジティブリスト制度について。

ポジティブリスト制度について 本日のテーマ「ポジティブリスト制度」について復習。 概要 食品用器具、容器包装の安全性や起債の国際整合性の確保の為、規格が定まっていない原材料を使用した器具・容器包装の販売等の禁止等を行い、安全が担保されたものの…

医薬品関連の輸入について。

医薬品関連の輸入について 本日のテーマ「医薬品関連の輸入」について復習。 概要 医薬品医療機器等法の規定により、医薬品・医薬部外品・化粧品及び医療機器等は、厚生労働大臣の輸入販売業の許可を受けた者でなければ、業として輸入してはならないと定めら…

17条について。

17条について 本日のテーマ「17条」について復習。 概要 関税定率法第17条 再輸出免税 特定の貨物(加工された仕掛品、加工材料等)を輸入し、その貨物の輸入許可日から原則1年以内に輸出するものについては、輸入時の関税・消費税の免除できるとする制度の…

14条について。

14条について 本日のテーマ「14条」について復習。 概要 再輸入免税 関税定率法第14条第10号 日本から輸出された貨物が、輸出許可を受けた際の性質・形状に変化を加えられることなく再び輸入される場合に、関税が免除される制度のこと。 ポイント 一度日本に…

暫8について。

暫8について 本日のテーマ「暫8」について復習。 暫8とは? 関税暫定措置法第8条 日本から輸出された特定の原材料が外国で加工又は組み立てられた後、原則として1年以内に特定の製品として輸入される場合、その製品に係る関税のうち原材料相当部分の関税を軽…

SDRについて。

SDRについて 本日のテーマ「SDR」について深掘り。 SDRとは 国際通貨基金(IMF)が定めた特別引出権(Special Drawing Rights)の略語。 米ドル、日本円、英ポンド、ユーロ、人民元を加重平均することにより価値が決められている。 1SDRは? 2020年7月時点で…

冷凍加工食品の輸入手続きについて。

冷凍加工食品の輸入手続きについて 本日のテーマ「冷凍加工食品の輸入手続き」について深掘り。 概要 冷凍加工食品は製品の成分、割合、製法、形状・性状等によって関税分類は多岐に渡る。 冷凍加工食品を販売目的で輸入する場合は、食品衛生法の手続きが必…

延納制度について。

延納制度について 本日のテーマ「延納制度」について深掘り。 概要 輸入者が輸入(納税・特例)申告をしたときに、当該輸入(納税・特例)申告に係る関税の納期限の延長を申請し、かつ担保を税関に提出することにより納期限の延長を受けられる制度のこと。 …

水産物全般の輸入手続きについて。

水産物全般の輸入手続きについて 本日のテーマ「水産物全般の輸入手続き」について深掘り。 輸入割当(IQ)品目 対象品目:19品目が輸入割当の対象 輸入割当の申請:輸入割当品目ごとに原則年1回の輸入発表(申請手続き等の発表)が行われる(経済産業公報及…

薬の輸入について。

薬の輸入について 本日のテーマ「薬の輸入」について深掘り。 概要 医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器を営業のために輸入するには、薬事法の規定により、厚生労働大臣の承認・許可等が必要。 一般の個人が自分で使用するために輸入(個人輸入)する場…

塗料の輸入手続きについて。

塗料の輸入手続きについて 本日のテーマ「塗料の輸入手続き」について深掘り。 概要 有害化学物質を含む塗料は輸入ができない。 一般消費者が小売店等で購入する塗料は、家庭用品品質表示法により品名、色名、成分、用途等を表示することが義務付けられてお…

接着剤の輸入手続きについて。

接着剤の輸入手続きについて 本日のテーマ「接着剤の輸入手続き」について深掘り。 概要 接着剤は基本的に化学物質であり、用途や成分等により、輸入及び販売に際する法令や規制が異なる。 関税分類番号(HSコード) HS3506:調製膠着剤その他の調製接着剤(…

医薬品、医薬部外品等の個人輸入について。

医薬品、医薬部外品等の個人輸入について 本日のテーマ「医薬品、医薬部外品等の個人輸入」について深掘り。 概要 医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器を営業のために輸入するには、薬事法の規定により、厚生労働大臣の承認・許可等が必要。 一般の個人…

石鹸の輸入手続きについて。

石鹸の輸入手続きについて 本日のテーマ「石鹸の輸入手続き」について深掘り。 概要 身体洗浄目的の化粧石鹸(浴用・薬用)は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」の規制対象。 洗濯用および台所…

食品輸入に関するよくある質問。

食品輸入に関するよくある質問 本日のテーマ「食品輸入」について深掘り。 検疫所で手続きや届出が必要になる場合とは? 海外から食品等を不特定または多数の方に配布したり、営業・販売する目的で輸入する場合。 インターネット販売についても対象。 どのよ…

地理的表示(GI)とは。

地理的表示(GI)とは 本日のテーマ「地理的表示(GI:Geographical Indications)」を知る。 概要 地域には、伝統的な生産方法や気候・風土・土壌などの生産地等の特性が、品質等の特性に結びついている産品が多く存在おり、これらの産品の名称(地理的表示…

日英経済連携協定(EPA)関連。

日英経済連携協定(EPA) 本日のテーマ「日英経済連携協定(EPA)」について深掘り。 日英EPA:酒類、たばこ、塩の合意概要が発表されました。 関税撤廃、日本産酒類の地理的表示(GI)の保護について日EU・EPAと同内容を維持するとともに、英国における日本…

飲料水の輸入手続きについて。

飲料水の輸入手続きについて 本日のテーマ「飲料水の輸入手続き」について深掘り。 概要 販売目的で食品や飲料を輸入するには食品衛生法に基づく輸入手続きが必要。 同法に基づく清涼飲料水の規格基準を満たすものでなければ、輸入することはできない。 食品…

品目分類事例が掲載されてます。

(リンクはこちら↓) 輸入貨物の品目分類事例 : 税関 税関が、輸入者等からの照会に対して回答した事例等のうち、参考となるものを類別に掲載しています。 令和元年6月28日現在 1837事例(うち有機化合物の分類集1573事例))。 今後、掲載事例の拡充を行う…

バッテリーの輸入について。

バッテリーの輸入について 本日のテーマ「バッテリーの輸入」について深掘り。 概要 リチウムイオン蓄電池(リチウムイオン単電池からなる組電池)を除き、電池の輸入・販売に際しては、特別な法規制はない。 リチウムイオン蓄電池は、体積エネルギー密度が…

調理用器具の輸入手続きについて。

調理用器具の輸入手続きについて 本日のテーマ「調理用器具の輸入手続き」について深掘り。 概要 食品に触れる調理器具を販売目的で輸入する場合、食品衛生法に基づき、食品輸入と同様の手続きが必要。 製品によっては、販売に際して家庭用品品質表示法、電…

革の輸入手続きについて。

革の輸入手続きについて 本日のテーマ「革の輸入手続き」について深掘り。 概要 牛馬革(染着色等したもの)・牛馬革(その他のもの)・羊革・やぎ革(染着色等したもの)、革靴[革製および革を用いた履物(スポーツ用のものおよびスリッパを除く)]は、関…

第54回通関士試験について。

第54回通関士試験について 通関士試験について税関HPに掲載されました。 今後の新型コロナウイルスの状況により、実施方針が変更になる可能性は ゼロではないとのこと。 実施日程(予定) 項目 日程 受験申込受付 令和2年7月27日(月) 受験申込受付締切 令和2年…

薬監申請 窓口申請全面閉鎖について。

薬監申請 窓口申請全面閉鎖について 本日のテーマ「薬監申請 窓口申請全面閉鎖」について深掘り。 概要 2020年4月より新型コロナウイルス感染予防のため窓口申請が閉鎖していたが、この度法改正により、同年9月1日付で窓口申請全面閉鎖となることが決定。 ポ…

動物(その他)の輸入について

動物(その他)の輸入について 本日のテーマ「動物(その他)の輸入」について深掘り。 概要 動物検疫が必要なものと、不要なもの、輸入が出来ないものとに分けられる。 検疫が必要な場合 対象:偶蹄類の動物(牛、やぎ、ひつじ、豚、いのしし、しか等)、馬…

動物(犬、猫)の輸入について。

動物(犬、猫)の輸入について 本日のテーマ「動物(犬、猫)の輸入」について深掘り。 概要 日本に輸入される犬・猫は、狂犬病やレプトスピラ症(犬のみ)について輸入検査を受けなければならない。 輸入条件を満たしていることが確認された犬・猫の輸入検…

衣料品の輸入手続きについて。

衣料品の輸入手続きについて 本日のテーマ「衣料品の輸入手続き」について深掘り。 概要 衣類および衣類付属品の輸入にあたり特段の規制はなし。 原産地の虚偽または誤認表示がある製品、偽キャラクターや偽ブランド商品など知的財産侵害物品の輸入は禁止さ…

関税割当(革靴)について。

関税割当(革靴)について 本日のテーマ「関税割当」について深掘り。 関税割当とは 一定の輸入数量の枠内に限り、無税または低税率(一次税率)の関税率を適用し、一定の輸入数量を超える分については一次税率より高い関税率(二次税率)を適用するもの。 …