米国の関税制度について(3)。
■関連法
税関近代化法
- 増え続ける通関申告への対応として、税関と輸入者双方がコンプライアンス確保の共同責任を負うことを定めたもの。
-対税関当局
「インフォームド・コンプライアンス」として、輸入者が適切な通関申告をできるような情報の提供および指導する責任を課す。
-対輸入者
コンプライアンスへの「適切な注意」と「記録管理」の責任を課す。
アンチダンピング・相殺関税(AD/CVD)プログラム
(Antidumping and Countervailing Duty:AD/CVD)
- 米企業に対する外国企業によるダンピングや輸出国政府による補助金等の供与の影響を緩和することを目的とした政策。
- 米国の主要な貿易救済措置として発動されてる。
- 主要管轄機関:税関国境保護局(CBP)、商務省、国際貿易委員会(USITC)。
アンチダンピング(AD)
米国の産業に実質的な損害をもたらす外国産品に対し、当該産品の正常価格との差額を関税として課す措置
・判断基準
輸出元の国で売られる価格(正常価格)より低い価格で、米国市場で売られる外国産品
・名称
当該外国産品の正常価格と米国市場での価格差を「ダンピング・マージン」
相殺関税(CVD)
AD/CVD法における調査権限
米政府機関に与えられている
CBP・・U.S. Customs and Boarder Protection
USITC・・United States International Trade Commission
ダンピング、相殺関税とは・・↓
参考資料
関税制度 | 米国 - 北米 - 国・地域別に見る - ジェトロ
米国関税率表:Harmonized Tariff Schedule PDFs
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