フリータイムについて(海上輸送)。
フリータイムについて(海上輸送)
本日のテーマ
「フリータイム」について深掘り。
概要
- Free Time:輸入されてきたコンテナ貨物を、港のコンテナヤード(CY)や特定の倉庫(CFS)に無料で保管してもらえる期間
- Demurrage(デマレージ):FT期間内にコンテナを引き取ることができない場合に発生する超過保管料。
フリータイム日数・起算ルール
- いずれも船会社により異なる。
- フリータイムの日数:ワーキングデイ5~10日間(土日・祭日はカウント除外)(船会社によって適用日数は異なる)
- 起算ルール:荷揚げ港の一括搬入日翌日0時より(「一括搬入日を含む日より」とする船会社もある)
本船ルート(航路)によるフリータイム起算ルール相違
- 本船のルート(航路)がDirect Callingの場合は、フリータイムは「荷揚港の一括搬入日翌日0時より」が一般的。
- Feeder船接続等の積み替えの場合は、「Feeder Port(積替港)到着日の翌日0時より」と起算適用ルールが異なることがある。
ポイント
- コンテナ輸送の場合、船会社によっては個別にFree Time延長を承認してくれることがある。
- 船会社や積み地によってはDemurrage Free Timeが短いことがあるので、個別延長も要検討してみるといい。
- 延長が叶った場合には、その証明となる書類または交渉時のコレポン等、証明となる資料も準備すること(着地側でスムーズに延長確認を行うため)。
参考資料