ロイヤルティについて
ロイヤルティとは何か?
特許等使用の対価のこと。
特定の権利を利用する利用者が、権利を持つ者に支払う対価のことで、主に特許権、商標権、著作権などの知的財産権の利用に対する対価をいう。
課税価格に算入される要件
- 「輸入貨物に係るもの」、かつ「輸入取引の条件として」買手により支払われるもの。
= ロイヤルティの全てが課税価格に算入されるわけではない。
- 特許権等は日本で開発されたか、外国で開発されたかは問わない。
= 「国内販売価格の10%のロイヤルティ」という場合も加算要件。
- 輸入貨物が有償、無償に関係なく買手により支払われるものであり、上述2つの要件を満たす場合は、ロイヤルティを加算。
加算要素となる要件
- 売手からA商標が付された商品を輸入し、買手は商標権者である売手に、A商標の使用の対価としてロイヤルティを支払う場合。
=「輸入貨物に係るもの」かつ「輸入取引の条件」に当たらるので、加算要素。
加算要素ではない要件
- A社が所有する商標を付した製品の、B国における製造並びに買手による日本における販売の条件として支払われるものの場合。
=「輸入貨物に係るもの」ではあるが、「輸入取引の条件」に当たらないので、加算要素ではない。
参考資料
質疑応答事例:税関(ロイヤルティ等)
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