認定通関業者制度(AEO通関業者)について。
認定通関業者制度(AEO通関業者)とは
概要
- 貨物のセキュリティー管理とコンプライアンス(法令遵守)の体制が整備された者として、あらかじめ税関長の認定を受けた通関業者のこと
- 通関手続の特例措置を受けることが可能であり、輸出入貨物のリードタイム短縮等が期待される
1.輸入者の委託を受けた輸入貨物について貨物の引取り後に納税申告を行うこと
2.輸出者の委託を受けて、特定保税運送者による運送を前提に貨物を保税地域に入れることなく輸出の許可を受けること
メリット
- 輸入者の依頼により行う輸入貨物の通関手続において、貨物の引取り後に納税申告を行える(=特例委託輸入申告制度)ことにより、輸入貨物の一層の迅速かつ円滑な引取りが可能となる等その利便性が向上
- 輸出者の依頼により行う輸出貨物の通関手続につき、特定保税運送者による運送等を前提に、保税地域以外の場所にある貨物について輸出申告を行うことを可能とする(=特定委託輸出申告制度)ことによるリードタイム及びコストの削減
- 貨物の蔵置場所に関わらず、いずれの税関長に対しても輸出入申告(輸出入申告官署の自由化を利用した申告)が可能となることによる事務の効率化及びコストの削減
認定通関業者としての認定要件
(参照リンク→税関HP)
- 申請者がある一定条件のいずれにも該当しないこと
- NACCSを使用して通関手続を行うことその他輸出及び輸入に関する業務を財務省令で定める基準に従って遂行することができる能力を有していること
- 輸出及び輸入に関する業務について、「法令遵守規則」を定めていること
認定通関業者一覧 (税関資料)
参考資料
AEO通関業者(認定通関業者)に対する緩和措置(メリット):税関
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