関税割当(革靴)について。
関税割当(革靴)について
本日のテーマ
「関税割当」について深掘り。
関税割当とは
- 一定の輸入数量の枠内に限り、無税または低税率(一次税率)の関税率を適用し、一定の輸入数量を超える分については一次税率より高い関税率(二次税率)を適用するもの。
- 経済産業省が、例年3月上~中旬に次年度分の「皮革及び革靴の関税割当てについて」を公表。
- 一次税率を受けようとする輸入者は、これに従って申請を行う必要がある。
- 詳細は、申請先である経済産業省貿易審査課または全国の経済産業局宛。
割当枠について
- 年度枠と保留枠に分けて割当てされる。
- 申請は、年度内にいずれか一回のみ行うことが可能。
- 再割当枠の受付の有無は、各申請日の前週の火曜日に経済産業省の関税割当ホームページにて発表される。
申請者要件
- 申請を行うには、履物や皮革製品などの製品を販売または輸入をしていることが要件になる。
- 過去2年間に関税割当証明書の発給を受けて輸入通関した「実績者」または一定の輸入経験のある「新規者」が申請することが可能。
- 詳細は、「関税割当公表」のページに記載されている「関税割当公表・注意事項及び様式」より。
輸入手続き
- 取得した関税割当証明書(一次税率適用の場合)ならびに「輸入(納税)申告書」にインボイス、船荷証券(B/L等)、保険明細書、運賃明細書、パッキングリスト等の関係書類を揃えて税関へ提出。
- 輸出国により経済連携協定(EPA)など特恵関税の適用を受ける場合は、輸出国の所定様式による原産地証明書も必要。
- ワシントン条約対象物品等その他法令に該当する場合は、必要に応じて証明や許可書なども提出。
参照記事↓
参考資料
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