Free House Delivery について。

Free House Delivery について

 

本日のテーマ
「Free House Delivery」を知る。

 

概要
  • Free House Deliveryとは、貨物をDoor-To-Doorで配送する際に多く用いられるもの。
  • 多くの場合で、航空貨物に適用される。
  • クレーム品の交換、サンプルの発送や贈答品等で、荷受人(配送先)に金銭面の負担をかけさせたくない場合に使用されるため、多くの場合、国内通関費用、運賃、仕向地通関費用(関税・消費税等含む)、仕向地配達料等全てを荷送人が負担する。

 

危険(リスク)負担について
  • 荷受人に貨物を引き渡すまでが、荷送人のリスク負担となる。
  • 運送人の損害賠償については種々制約があるため、商品代金によっては予め貨物海上保険を付保すること。

 

その他ポイント
  • Free House Deliveryは業者により引受基準が若干異なる場合があるので、詳しくはクーリエ業者等に確認すること。
  • Free House DeliveryはDDPに近い取引条件だが、インコタームズで規定された貿易条件ではない。国際的に通用する規定ではないため、荷降し費用や関税など、どちらが負担するか等は、事前に明確にすること(通常の商取引であれば、これらの手間やトラブルを少なくするため、インコタームズによる貿易条件を取り決めておくことが好ましい)。



参照記事↓

kxxr.hatenablog.com

kxxr.hatenablog.com

参考資料

Free House Deliveryという貿易条件の概要:ジェトロ

インコタームズ2020:ジェトロ


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